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2008年5月26日 続き
ロッジに荷物を置いて、地図をみせてもらい、早速大井川上流の西俣に向け出発。ロッジの下の道を田代湖に沿って登り、トンネルを抜け(通行禁止だが人は通り抜け可能)、橋 (この橋は立派な鉄橋) を渡ると西俣・東俣の入り口に達する。左が西俣林道でそちらへ行ってみる。午後はこちらに日が当たる。 今年は例年より寒かったとのことで、花は殆ど咲いておらず、芽吹きも少なく、クモマツマキチョウが好むハタザオはどこに生えているか分からないという状態、一週間以上時期が早かったかと思われた。それでもクモマツマキチョウが現れないかと目を凝らしながら進む。花も無く緑も少ないので出ないのか、更に一時間以上進まなければ生息地でないのか、今回は会えそうもないと思う。しかし十分くらい行ったところで白い小さなチョウが現われた。止まってくれと念じながら暫らく追いかけるが止まらずに飛んで行ってしまった。羽の先が薄い黒色、飛び方がヒメシロチョウにしてはやや活発かな、もしかしてクモマツマキチョウの雌ではないかと考えた。そしてそれは時間がたつにつれて確信に近い思いとなった。 オレンジ(蝶仲間はクモマツマキチョウの雄をこう呼ぶ)には会えぬまま先へと進む。小さな発電所の横を通り、先へ進むと林道が大きく崩壊していた。本当の生息地はもっともっとずっと奥だと思うが、私にとっては危険なので、今回はここまでで引き返すこととした。ネットで紹介の文を書いている杉浦さんは、この左岸でも見られるようだと書いておられるので、時期が良ければ、運が良ければ、クモマツマキチョウに会えるかもしれない、そう思いながら無理をしないでロッジに戻った。途中ミヤマセセリを見つけ写真を撮った。 ミヤマセセリ 西俣林道にて 2008年5月26日 ルミックス DMC-FZ8 プログラムAE 今日はウィークデイ、今日の泊まりは一人だった。一階は食堂と休憩室、テレビはあるが映りは悪い。山奥だと実感する。二階が客室で、皇太子の泊まったという部屋に泊まる。二段ベッドで山小屋らしい。外は寒く食堂にはストーブに火が赤々と燃えていた。夕食の時間、刺身は鹿の肉のルイベ、山で採ってきた本当の山菜のてんぷら、岩魚の釜飯など、珍しいものが食卓を飾っていた。 翌日も快晴、念のため西俣林道にもう一度行ってみた。やっぱりオレンジの姿は見られなかった。眼下に見える大井川上流の新緑がとても美しい。 大井川上流 東俣・西俣 合流付近 (小さな吊り橋も見えます。私では渡れそうにありません。) 20年5月27日 ルミックス DMC-FZ8 プログラムAE 送迎バスで畑薙第一ダムの堰堤まで送ってもらい、マイカーに乗り換え帰途に着く。ダム下流のところどころで、愛知県湯谷温泉付近で5月の連休頃に見られる ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ) が今の時期に舞っていた。 ウスバアゲハ (ウスバシロチョウ) 奥大井 にて 20年5月27日 ルミックス DMC-FZ8 プログラムAE (12月になって、Google で再び検索してみたら、「採集日記蝶 」 http://bloga.coalchemical.com/?day=20080921 というページに出会った。 1969年5月27日に大井川上流・西俣の沢でクモマツマキチョウを採集に行き、西俣の沢にテントを張って一泊して採集、雨のため蝶を採集することは出来なかったが、卵を採取し、翌年5頭が成虫に羽化した、と書かれている。当時は採集禁止にはなっていなかった。 当時の情報をお知らせ頂けるかとコメントしたら、「前日に採集に来た人の話で、当時は西俣でも東俣でも、沢山飛んでいて採集が可能であった。また二軒小屋の近くでも採集出来た。」 と1969年の情報を丁寧に教えて頂いた。また身延から田代入り口までバス、そこから転付峠を越えて二軒小屋に入るルートだった由。林道の崩壊は無く、普通に奥へ進めたそうである。) [ 続く ]
by 22wn3288
| 2009-01-07 10:51
| チョウ
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